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障害者手帳のデジタル化

2020年6月30日
 今回は近未来的デジタル障害者手帳「ミライロID」についてご紹介します。
 さてさて、この「ミライロID」とは一体何か。聞いたことのない方もたくさんいらっしゃると思います。これはスマートフォンのアプリケーションで、障害者手帳をデジタル化するためのものです。簡単に言うと、いつも必要なくせにジャマくさい障害者手帳をスマートフォンの中に入れておくことができます。
 あらかじめ自分のスマートフォンに「ミライロID」のアプリケーションをダウンロードして、そこに従来の障害者手帳と自分の情報を登録します。これにより障害者手帳と情報は自分のスマートフォンに記録され、「ミライロID」を運営する株式会社ミライロに登録したことになります。つまり障害者手帳と情報は本物であると株式会社ミライロが保証してくれることになります。その後、割引を申請したり、身分証明をしたりするときはスマートフォンの「ミライロID」のアプリケーション画面を見せることで認めてもらえます。さらに、「ミライロID」に登録した自分の情報の中には障害の状態や手伝ってもらいたい内容も含まれているので、相手に見せることができます。現場でしどろもどろになって説明して時間ばかりかかるなんてことも軽減できます。たとえば、視力や歩行能力などを簡潔に登録しておけば人前で障害や不自由さをザンゲさせられることなく相手に伝えることができ、スムーズにサービスを受けることが可能になります。
 そんな近未来的で便利な「ミライロID」ですが、最大にして致命的な欠点があります。使える施設がとても少ない。都会では使えるか使えないかがまちまちで、結局、従来の障害者手帳を持ち歩かざるを得ないのです。田舎の富山ではビックエコーとファボーレの映画館くらいしか使えません。富山地方鉄道どころかあいの風とやま鉄道そしてなんとJR西日本でも使えません。まさに現在ではない近未来の障害者手帳です。これは情報を管理・保障する株式会社ミライロがその名のとおり株式会社であり、情報の信用性に疑問がもたれたり、拡散に時間がかかったりして、多くの障害者割引やサポートをしてくれている事業者に浸透していないことが考えられます。
 さて、そんな現在ではなく近未来的な「ミライロID」をなぜ今ご紹介したかというと、先日、6月17日より政府は「マイナポータルAPI」の提供を開始しました。その民間活用の第一号として「ミライロID」と連携することになりました。細かな理屈等はいろいろとあるのですが、とても長くなるのでここでは省略します。これにより「ミライロID」の情報の信頼性は格段に向上し、より多くの施設で使えるようになることが予想されます。つまり、近未来に一歩近づいたことになります。
 今後、どの程度の速度で使える場所が増えるのか、田舎の富山にはいつごろ近未来の波が押し寄せるのかはわかりませんが、それでも近未来というのはいつかはやってくるものです。スピードに拍車がかかったこの機会に知っておくのも悪くないのではないでしょうか。
 ちなみにこのアプリケーションはアップルストアでもグーグルプレイでも無料でダウンロードできますし、登録も無料です。詳細が記載された「ミライロID」のホームページのアドレスを以下に載せておきますので、興味を持たれた方はぜひご覧ください。
 http://mirairo-id.jp

ホームの転落防止

2020年9月28日
 今回はホームからの転落防止、ホームドアに代わる新システムについてご紹介します。
 皆様ご存じのようにホームドアは北陸新幹線ホームのホーム上にある転落防止柵と自動ドアのことです。これは私たち視覚障害者だけでなく、お年寄りや歩行が不安定な人などが線路に落ちないようにするもので、よほどのことがない限り、命の安全を保障してくれています。しかしながら、そもそも機材が高額であることに加え、ホームの耐久性を上げる工事など、設置には多額の費用と時間がかかります。また、停車する列車のドアの位置がまちまちで一般的なホームドアが設置できないホームもあります。そのため、国や各鉄道会社も「ホームドアの設置を進める」とはしながらも「乗降客10万人以上の駅」や「1か所でも設置してある駅は設置済みとみなす」などの文言も出てきており、「全駅設置」には程遠いのが現状です。今年3月末までの設置状況は全国9500駅中855駅で1割以下です。
 そんな状況の中、ホームドア以外の転落防止対策が生まれています。ホーム上のカメラの画像をAIが解析して白杖やホームの端に接近している人、うずくまっている人を検知して職員に警報を伝えるものです。このシステムはJR西日本や小田急電鉄などのいくつかの駅ですでに導入されており、実際に駅員が対象者に声をかけているとのことです。このシステムのメリットはホームドアに比べて圧倒的に費用が安く工期が短いため、導入しやすいことです。しかし、このシステムにも残念ながら欠点があります。当然のことですが、危険性のある対象者の存在を知らせても、駅員が到着するまでにはタイムラグが生じます。AIが「危ない!」と感じた数分後に駅員が駆けつけてくれるシステムで、転落の危険がなくなるわけではありません。つまり、このシステムは命の安全を高めるものではあっても、保障するものではないことになります。
 この他にも駅員による声掛けや乗降客による声掛けを促すなどして、各鉄道会社は私たち視覚障害者の安全性と利便性を高める取り組みを進めてくれています。
 白杖を持って歩いていると声をかけてもらえることが増えた気がします。特に首都圏ではそれがとても多くなった気がします。これに加えて同行援護も以前に比べて良くなっていて、視覚障害者を取り巻く交通の安全性は確実に前進していると思います。
 さて、長々と書いてきましたが、ここからが私の最も書きたいことになります。
 視覚障害者の交通の安全性が向上したことはとてもありがたいことですが、命にかかわることですから、あくまでも安全の「向上」の末の、安全の「保障」を目指していただきたい。「AIシステムが充実して安全性は向上してきたからホームドアは無理しなくても」という流れにはなってほしくない。日視連は今年も国土交通省に対しホームドア設置の陳情を行い、積極的な回答をいただいています。
 「安全は向上の末の保障」になっていただきたいものです。

移動を助ける「スーツケース」

2020年2月23日
 今回は視覚障害者の移動を助ける「スーツケース」のお話です。
 とはいっても旅行の時に着替えを入れてゴロゴロ転がす、あいつのことではありません。視覚障害者のためのスーツケース型誘導ロボット「CaBot(カボット)」です。この機械は、視覚障害者の浅川智恵子(あさかわちえこ)さんによるカーネギーメロン大学(アメリカ)での研究をアルプスアルパイン、オムロン、清水建設、日本IBM、三菱自動車の5社が共同で開発したものです。形状は中型のスーツケースの上に人の頭ほどの大きさの機械がくっついたような形をしていて、重さは12kgもあります。
 さてさて、驚くのはその機能です。タイヤにモーターがついていて自走することはもちろん、道案内や障害物の回避もしてくれます。さらに知人が近付いてきたことを教えてくれたり、その人が電話中などで会話ができる状態でないことも教えてくれたりします。さらにさらに、周囲の店舗や施設の案内をしてくれるうえ、行列ができていれば最後尾に並ぶなどの社会的行動も支援してくれます。
 「ビックリ・夢のスーツケース」です。すでに実証実験も進んでいて、空港・ホテル・美術館・病院・ショッピングモールなど公共性の高い屋内環境でテストされています。
 システムとしては、オムロンのセンサーを日本IBMのAIが解析して、アルプスアルパインのインターフェイスがフィードバックする。清水建設が全体を設計・統合して三菱自動車が走らせる。といった感じでしょうか。センサーやバッテリーをあえて大きなものにすることで、携帯性は捨てて、できることを増やしたそうです。
 さて、この「CaBot」は新しい技術ですから、まだまだ謎も多く、実証実験で問題点もたくさん出てくることでしょう。我々がいじくりまわせる日はいつになるやらといったところですが、我々の移動を助けてくれる技術が進むことはありがたいことです。建物がバリアフリー化され、盲導犬も増え、道行く人の理解も高まってきていると思います。それに加えて、このような新しい技術も現れてきています。しかしながら、街を歩くのは自身の足であり、白杖やハーネスやスーツケースのハンドルを握るのは自身の手です。我々は歩行能力のみならず、情報収集能力や対応能力など移動能力の全般を磨くことが、やりたいことができる楽しい人生につながるように思います。

視覚障害者関連トピックス

2021年6月15日
 今回は久しぶりに視覚障害者の移動関連のトピックスです。
1.Seeker(シーカー) PR TIMESより
 これは株式会社マリスcreative designなどが共同開発した視覚障害者のための歩行アシスト機器です。眼鏡型のセンサーで周囲の状況を検知し、白杖に取り付けた振動装置が危険を知らせてくれます。ただし、現段階では駅のホームからの転落を防ぐことが主任務で、その他の危険についてはこれからの研究と開発に期待だそうです。このようなシステムは最近になって次々と発表されていますが、この「Seeker」の利点はスタンドアローンであるところです。つまり、この機械単体で完結していて、スマホもアプリもワイファイもGPSも必要ありません。スマホが使えないと最近の便利の恩恵が届いてこないと思っていた方には朗報です。
 ただ、今のところホームの端を教えてくれることしかできないので、どうしても機能的な物足りなさは感じてしまいます。今後の続報に期待です。
 余談ですが、眼鏡型センサーは名のあるデザイナーさんのデザインでオシャレなものになるそうです。
2.スマート白杖 日経MJより
 視覚障害者の安全と自立のためのスマート白杖システム「Rango(ランゴ)」がこの分野のイノベーション商品として注目されている。社会貢献につながるハイテク商品の開発に挑むGoSense社が2018年に商品化した。
 まず白杖に3D超音波センサーを搭載したデバイスボックスを設置した。歩行中の障害を察知し、その情報をブルートゥースで同社のサーバーに送信する。人工知能(AI)を使って、その中から危険な障害のみを選んで、専用イヤホンを通してマリンバの音で知らせる仕組みだ。
 このシステムによって、白杖で把握できる足元に加え、身長と肩幅の範囲の2.5メートル先の障害物を避けることができる。障害物に近づくと、マリンバの音の音階が上がり、速度が早まる。イヤホンは耳を塞がないタイプなので周辺の音の感知への支障がない。
 視覚障害者特有の音の察知力と白杖による従来の移動習慣を変えず、その延長機能として利用できることが大きな特徴だ。今年の2月から同社の音声全地球測位システム(GPS)アプリで、位置情報や世界の都市の公共交通機関の時刻表をリアルタイムで知らせる機能を追加した。
 デバイスは107グラムと軽量で白杖に簡単に設置できる。バッテリーの駆動時間は3時間半。夜間の歩行時の安全のために発光ダイオード(LED)ランプが付いている。4つのボタンで全て操作できる。購入時に電話で45分のガイダンスを受け、3~10日間で使えるようになるそうだ。
 価格は1台2千ユーロ(約26万7千円、消費税込み)。専用イヤホンとアプリ使用料を含む。現在、障害者支援制度の負担(75%)が適用され、2023年までに健康保険適用を目指している。仏語の他に英・独語など9カ国版があり、欧州を中心に外国での展開も始まっている。

拡大鏡(デジタル)と単眼鏡(アナログ)

2022年9月5日

 今回は拡大鏡と単眼鏡のお話です。

 私はかなり視力の悪い弱視ですので、手元の文字を読むにしろ、遠くの文字を読むにしろ、アイフォンの拡大鏡機能を多用しています。とても便利です。近年、ポータブルタイプの拡大読書器も多数販売されていますが、たいていのことはアイフォンでできる上に画像の保存やSNSでの共有も便利です。また、荷物にならないことが助かります。さらに街中で使用する際も単眼鏡のように一般人の持たないアイテムを使用するわけでもないので、自然に使うことができます。

 アイフォンの拡大鏡のメリットをまとめてみます。
1 いつも身に付けているので、いつでも使える。
2 遠距離から近距離までオールレンジで使える。
3 暗いところでも使える。
4 外出先で一般の人達の中でも比較的自然に使える。
5 荷物を少なく抑えられる。
6 撮影して画像の保存ができる。
7 SNSで共有しやすい。
 さて、このようにメリット満載ですが、欠点も2つあります。
1 アイフォンのバッテリーに負担がかかる。
2 場面によっては盗撮を疑われる。
 最近のアイフォンではいろいろなことができます。電話をかけて、デイジーを読んで、音楽を聴いて、地図を見て、ネットを調べて、などなど。バッテリー容量も年々増えていますが、あれやこれや使っていればいずれバッテリー切れになり、上記の全てができなくなってしまいます。
 また、コンサート会場や美術館など撮影禁止の場面で使えば盗撮を疑われてしまいます。ここで登場するのが単眼鏡です。単眼鏡は、昔は弱視者の必須アイテムでした。ただ、近距離で使えない、視野が狭い、高倍率ほど暗くなるなどの理由から使い勝手はあまりよくない、そう思い込んでいました。
 先日、コンサートに行って、単眼鏡を家に忘れたことに気づき、近くの家電量販店で新しいものを買いました。店内で単眼鏡コーナーを見てビックリです。高倍率で明るい。軽くてオシャレ。道具は時代と共に進化することを実感しました。中でも特に気に入ったものをご紹介します。
 ケンコー、ウルトラビューシリーズ(価格はメーカー通販より)
  ブルー、7~21倍、3781円
  ホワイト、10~30倍、5380円
  レッド、15~50倍、7580円
 ボディーカラーは倍率ごとに異なります。私はホワイトを購入しましたが、30倍でも数万人規模の会場で十分でした。明るさも十分で、少し慣れれば見たいところをじっくり見ることができました。これ以上の倍率にすれば、アーティストの表情まで確認できると思いますが、一脚を使うなどの手振れ軽減の対策が必要になります。ちなみにアイフォンの拡大鏡は15倍までです。仮に30倍ズームができたとしてもデジタルズームでは画像が暗い上に粗く、さらに固定性が悪くなるので手振れがひどくて見られたものではなくなるはずです。
 便利な道具も場面ごとで使いようですね。

ロボタクシー

2022年9月8日

 今回はロボタクシーのお話です。
 自動車の自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)は自家用車に普通に搭載されています。これをさらに進化させた自動運転は、技術的には可能で実証実験の段階にあります。近年の自動運転の進化にはめざましいものがありますね。富山でも自動運転可能な小型電動バスが富山駅北を走っていたことがあります。我々視覚障害者の越えられない大きなハードルだった「車の運転」があと一歩で手が届くところまで近付いてきたとは言えないでしょうか。私は先天性の視覚障害ですから、幼い頃、テレビで見たアメリカのドラマ「ナイトライダー」の時代がいつ
か来ることを夢に見ていました。
 さて、そんな自動運転の車をタクシーとして使った「ロボタクシー」がアメリカで実証実験を終え実用化されたそうです。これはスマートフォンのアプリなどで配車を依頼すると無人のタクシーが指定した場所へ迎えに来ます。お客さんが乗車すると目的地へ運んでくれます。運転手がいないだけで普通のタクシーと変
わりないようです。目的地の変更などは車内からコントロールセンターに電話することで対応しているそうです。
 これまで運転をアシストしてくれる機能はいろいろと実用化されていましたが、アシストということで運転手は必要でした。完全に無人の車内に自分だけが乗って道路を走るのは少し怖い気もします。安全性が信用できるのかは気になるところです。
 今回はアメリカで実用化されたというお話でしたが、中国でも実証実験は進んでいて来年には実用化されるそうです。中国車の場合、1台のお値段は490万円。ただし、システムの使用料などは別。
 私の幼い頃の夢、愛車に向かって「キット、トーカマートまでやってくれ」と言える日はすぐ近くまで来ているのかもしれません。

ゆうちょ銀行の窓口における送金の視覚障害者割引

2022年12月27日

 ゆうちょ銀行で送金を窓口で行うのとATMで行うのとでは手数料に差があります。当然、窓口で行う方が手数料は高くなるんですが、ATMの操作を苦手とする視覚障害者は必然的に窓口を利用することになっていると思います。そこで、視覚障害者が窓口で手続きを行った際のATMとの差額分をなくしてくれるサービスです。ですから、手数料がすべて無料になるというものではありません。また、送金は送金先
や送金方法や金額などの違いでそもそもの手数料の金額がまちまちに設定されていますのでご注意ください。
 割引を受けるには視覚障害者本人が窓口で障害者手帳を提示することが条件となります。そして、そこの郵便局のATMで可能な手続きのみになります。代筆・代読サービスとは全くの別物で、「ATMを自分の代わりに無料で送金操作してくれるサービス」と理解するのがわかりやすいかと思います。
 この他にもゆうちょ銀行では次のような視覚障害者向けサービスを行っています。
 目の不自由なお客様が利用しやすいATMの設置
 キャッシュカードの点字対応等
 代筆・代押捺手続きについて
 WEBサイトのアクセシビリティ向上

 くわしくは以下のURL、ゆうちょ銀行サステナビリティサイト、「障がいのある
お客さまへの対応」のページをご参照ください。
https://www.jp-bank.japanpost.jp/sustainability/social/customer/disability/

高速道路・有料道路の障害者割引拡大

2023年2月20日

 これまでも障害者手帳1種の方に高速道路・有料道路の障害者割引(50%)はありましたが、事前に登録してある自動車に限定されており、自分の自動車を持たない視覚障害者にはとても使いにくいサービスでした。それが3月27日からは対象となる自動車が格段に増えることになりました。家族の自動車はもちろん、友人・知人の自動車に加え、タクシーやレンタカーまで対象となります。とても助かります。
 この割引サービスを受けるには事前登録が必要です。障害者手帳を持って市町村の福祉窓口へ行き、手続きしてください。この登録は2年ごとの更新が必要です。すでに自家用車などの登録を済ませている方もそれ以外の自動車で割引サービスを受けるには改めての登録が必要です。ただし、その場合は窓口だけでなく、オンライン申請が可能です。マイナンバーカードとマイナポータルを準備してパソコンかスマホに向かってください。
 さて、実際の利用についてです。事前登録してある自動車の場合は今までどおりです。それ以外の今回、拡大された対象の自動車の場合は必ず人のいる料金所へ行って障害者手帳を提示してください。ETCは今のところダメです。
 ただし、「乗用自動車」以外は対象外となります。「乗用自動車」とは「乗車定員10人以下で貨物自動車や特種用途自動車以外の自動車」とのことです。ですから、「長距離運送会社を作って私が2トン車の助手席に座ればウハウハ」とか、「大型バスのバスガイドになればウハウハ」とかはできません。また、視覚障害者協会の旅行で大型バスに大人数の対象者が乗っていても割引は受けられません。その場合は「乗用自動車」を何台も連ねて分乗すれば割引は受けられますが、運転手さんたちの人件費の方が高額になってしまうと思われます。協会の役員としてはとても残念です。
 さてさて、説明は以上になりますが、さらに詳しい内容については以下のホームページやフリーダイヤルをご利用ください。

NEXCO中日本様ホームページ
https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/5638.html


NEXCO中日本お客様センター様(24時間)
0120-922-229

障害者手帳で行こう

2023年5月15日

 障害者手帳を提示したら入場料が無料になったり、割引になったりする施設がたくさんあることは皆さんもよくご存じだと思います。ただ、全国のどこの施設がどのくらい割引になるのかを把握してる人なんていませんよね。今回ご紹介する「障害者手帳で行こう」では障害者手帳の提示で割引・無料になる全国の施設の一覧を見ることができます。
 都道府県・市区町村別、施設のジャンル別に一覧が見られます、博物館や美術館のようなミュージアムや体育館やプールのようなスポーツ施設、遊園地や水族館のようなレジャー施設、その他にも宿泊施設や交通手段の記載もあります。地元のどんな施設で利用できるのかはもちろん、旅行先で利用できる施設を探すこともできます。かなりたくさんの施設が記載されているので、行く予定のない地域でも「こんな施設があるんだ」なんて見ているだけでもなかなか面白いサイトです。
 さらに施設名をクリックすると、正規料金や割引額、割引方法はもちろん所在地や地図、連絡先、公式サイトまで見られる親切設計です。
 ただ、このサイトはとても面白いのですが、パーフェクトではありません。じっくり見てみるとごく稀にですが、すでに閉館した施設が載っていたり、全く違う地域に混ざっていたりすることがあります。もしかしたら抜けている施設もあるのではないかと思います。つまり、信用性が今ひとつです。ですから、様々な割引条件が正確かどうかも公式サイトで確認が必要かと思います。
 とはいえ、面白いサイトであることは確かです。「実際に施設を利用する際には公式で確認」さえしっかりしておけば、とても有用な情報サイトだと思います。皆さんも一度ご覧になっていただければと思います。
 「障害者手帳で行こう」URL
 shogaisha-techo.com

JRの障害者割引乗車券がネットで買えるようになりました

2024年3月13 

 JR東日本、西日本の障害者割引乗車券がインターネットで買えるようになりました。

 JRの切符はみどりの窓口で並んで係りの人に障害者手帳を見せて、口頭で注文して購入していました。待ち時間もあり、後ろにもたくさん人が並んでいて焦ってしまうことはありませんでしたか?特に買うつもりだった列車が満席だったり、乗ったことのない路線だったり。

 2月からJR東日本は「えきねっと」、JR西日本は「e5489(イーゴヨヤク)」で、インターネット上で購入できるようになりました。
 ネット上で焦らず吟味して列車を選んで、カード決済、駅の発券機で発券。新幹線はeチケットで、スマホを使って乗ることもできます。
 発券機での発券にやや困難を感じてしまいますが、最近の発券機はしゃべります。マゴマゴしていたら「中の人」が使い方を教えてくれる親切設計です。それでも不安のある方は窓口に並ぶことになりますが、スマホの画面を見せて発券してもらいたいだけですから焦ることはありません。
 とても便利なんですが、少々準備が面倒くさいのが欠点です。
 まず、マイナンバーカードを作ります。これは現住所の市町村の役所です。そして障害者手帳を登録します。これは手帳を発行した都道府県や市区町村の役所です。同じ役所なら一緒にできます。
 次にマイナポータルにマイナンバーカードをひも付けします。これはスマホでできます。そして最後に「えきねっと」や「e5489」にマイナポータルをひも付けします。これもスマホでできます。これらのひも付けはパソコンでもできますが、マイナンバーカードのICチップを読み取るリーダーがパソコンに付いていないとできません。
 私の説明ではわかりづらかったかもしれませんので、詳しく説明してくれているユーチューブ動画を紹介しておきます。
https://youtu.be/Yzrt67BG6LY?si=-F47XLydnakbYWPh

新紙幣

2024年4月13日  

 今年7月3日から導入される新紙幣の識別についてです。 新紙幣は1万円札、5千円札、千円札の3種類です。現行の紙幣と比較しての変更点を国立印刷局のホームページなどを基に説明していきます。 まず、紙幣の大きさは現行紙幣と変わりませせん。しかし、ユニバーサルデザインの面ではかなり識別しやすくなっています。1 認識マーク位置 11本の細かな斜め線を指先で触って確認することができます。紙幣ごとに認識マークの位置が違います。 1万円札は、左右両端の中央部 5千円札は、中央部の上下 千円札は、左下と右上の隅2 透かし位置 光に透かすと肖像画が見える白っぽい部分が紙幣ごとに位置が違います。 1万円は、中央やや右 5千円は、左隅 千円は、中央3 額面数字 「10000」、「5000」、「1000」の額面数字がアラビア数字で大きくなりました。4 3Dホログラム位置 3Dホログラムはキラキラ光る縦の帯状のもので、紙幣ごとに位置などが違います。 1万円は、左隅 5千円は、中央やや左 千円は、なし 新紙幣が導入されるのは7月3日から、我々の手元まで回ってくるのはもっと先になると思います。移行期間には新紙幣と旧紙幣が入り混じることになります。額面の同じ紙幣は大きさが同じで、色合いも似ていま思いますが、注意は必要です。なるべく識別のしやすい新紙幣の方を手元に残すことをお勧めします。 新紙幣についての詳しい情報や画像は国立印刷局のホームページをご覧ください。 https://www.npb.go.jp/ja/n_banknote/index.html

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